シルヴィアンとフリップ、2人のミュージシャンによるサウンドインスタレーション。この作品は、1992年からユニットとして活動を始めた彼らのコラボレーション第2段階に位置付けられます。「誠実さ」に身をゆだね、それに奉仕する。このインスタレーションは、その可能性を具現化する空間を生み出す試みとして制作されました。
会場内には「静けさの中へ」と題された音楽作品が流れ、床に敷き詰められたチベットのお供え用ボウルに灯されたロウソクの火が明滅。ビデオモニターには胎児と月の映像が映し出され、アダム・ロウのオブジェと共に静謐な祈りの時空を形成しました。
サブギャラリーでは、フリップによる「贖い」のテキスト朗読を素材としたシルヴィアンによる音作品などを展示。
会期:1994年8月30日〜10月2日
会場:東長寺講堂P3
主催:P3 art and environment
協賛:株式会社資生堂、日本アムウェイ株式会社、Panasonic
協力:サントリー
助成:The Great Britain Sasakawa Foundation
後援:ブリティッシュ・カウンシル