オノが2005年に北海道の「十勝千年の森」に残る開拓農家の廃屋に恒久設置したインスタレーション作品「北海道のためのSky TV」を再構成して展示しました。
空に関するインストラクションを朗読する作家の映像が流れる中、かつての暮らしを偲ばせる、昭和20年代に建てられた日本家屋の細部や展示風景写真を素材として構築されたメインのインスタレーション、十勝の空をライブに映すTVモニタ、さらに作家自筆による15の言葉「青い部屋のイヴェント」で森のような空間をつくり、鑑賞者はオノ・ヨーコのインストラクションに沿って空間を巡ります。また、東長寺境内入口にも作品を置いて「北海道のためのSky TV」の全作品を紹介。観客が願い事を書いて参加する作品「念願の木」は、会期終了後に願い札が集められて、オノのアイスランドの恒久設置作品「イマジン・ピース・タワー」に送られ、光の束となって北極圏の空に照射されました。

会期:2014年1月16日~3月22日の木~土曜日 ※日~水曜日は閉館
会場:P3 art and environment/P3 Project Space
主催:P3 art and environment 
協力:十勝千年の森、有限会社ランランファーム、株式会社十勝毎日新聞社、キヤノン株式会社、萬亀山東長寺

十勝千年の森