1991年の日豪展覧会交換プログラム「セカンド・ネイチャー」の交換展として、P3のプロデュースによりシドニーのARTSPACEで開催された三上晴子展「World Membrane: Disposal Containers(被膜世界:廃棄物処理容器)」。それに先立ち、東長寺講堂P3・サブギャラリーで実験的公開版「地球の皮膜/処理容器 WORLD MEMBRANE / WASTE DISPOSAL」を発表しました。

「都市の生成器官であるテクノロジーと人体」の関係を研究し、アートの分野で可視化させる三上晴子が、使用済み注射器廃棄コンテナ、バイオハザード(生物災害)を招く物質を隔離する袋、医療及び科学実験に用いられた危険ガラス類廃棄箱、放射性廃棄物コンテナ、危険液体漏れ・流出処理キット、事故空気に含まれた有毒ガス及び有害粒子処理コンテナなど、特種廃棄物を封印する様々な「容器」を展示。それらは遺伝子操作実験や医療廃棄物からの感染、放射性物質による被曝、石油コンビナートやタンカーの破損に起因する海洋汚染、感染その他の可能性を秘めた未知の危険物質と私たちの間に「被膜」として存在し続けています。

三上晴子「地球の皮膜/処理容器 WORLD MEMBRANE / WASTE DISPOSAL」
会期:1992年6月5日~8月2日
会場:東長寺講堂P3・サブギャラリー P3 PROJECT ROOM#1
主催:P3 art and environment
協賛:Lufthansa、EPSON

Seiko Mikami "World Membrane: Disposal Containers"
三上晴子「被膜世界:廃棄物処理容器」
会期:1992年10月29日~11月28日
会場:Artspace Sydney
制作:P3 art and environment