映像と音のインスタレーション。異なる言語を話す人たちがそれぞれの言語のまま会話し、あたかもテレパシーでも使っているかのように見える映像が、15台のTVモニターと6台のプロジェクターで映し出されました。4人1組で対話をする様々な民族・国籍の人々の映像は、アーティスト自身がおよそ1年間かけて58ヶ国、計80人に取材した中から42ヶ国、60人分を選んで編集したもの。「言語の世界地図」の中に個人を位置付け直し、多文化化が進む社会の中でのコミュニケーションの可能性と不可能性について問いかける展示となりました。

会期中、本プロジェクトへのさらなる参加者を募り、社会学者や写真家などを招いた現実の多文化社会についてのトークシリーズも開催しました。

会期:1998年2月6日〜26日
会場:東長寺講堂P3
主催:岩井成昭"DIALOGUE"展実行委員会、P3 art and environment
協賛:株式会社資生堂、松下電器産業株式会社、あわしまマリンパーク
協力:株式会社トライビジョン、株式会社エディス・グローヴ、日本フィリップス株式会社、広島市現代美術館、Audio & Visual pro shop CLIONE
企業メセナ協議会認定活動

アーティストトーク

出演:橋場一男(エディター)、岩井成昭
日程:2月11日

出演:大森克巳(写真家)、岩井成昭
日程:2月18日

出演:白水繁彦(武蔵大学社会学科教授、情報文化論、エスニック文化論)
日程:2月25日