P3が編集・出版したアーティストブック
別府 芹沢高志
環境計画からアートの現場に越境し、幾多のプロジェクトを実践してきた著者が、世界有数の温泉地・別府を舞台に虚実織り交ぜ綴る、芸術とまち、芸術と環境を巡る思考の旅。別府現代芸術フェスティバル2012「混浴温泉世界」のコンセプトブックでもあった本書を、「ABI+P3共同出版プロジェクト」の2冊目として装いも新たに刊行しました。
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言葉の宇宙船 わたしたちの本のつくり方 芹沢高志+港千尋
2016年に国際芸術祭のディレクターを務めたふたり、芹沢高志と港千尋が中心となって立ち上げた出版レーベル「ABI+P3共同出版プロジェクト」。その第一弾として刊行した本書は、本と出版の未来について動きながら考えるレーベルの哲学と現場の熱気を一冊に綴じた「プロジェクトブック」です。
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青い部屋のイヴェント オノ・ヨーコ
「十勝千年の森」敷地内にある廃屋、旧成川邸で展示されているすべてのインスタレーション作品「北海道のためのスカイTV」。その中の1つ「青い部屋のイヴェント」は、漆喰、ガラス、床板など、歳月を経たそれぞれのテクスチャーの上にオノが言葉を書いた15のインストラクション作品で、このポストカードブックはそれらを1点ずつカードにしたもの。「この部屋はゆっくり蒸発している」「この空間に存在するいろんな部屋をみつけること」など、想像することを促す数々の言葉が収められています。
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路傍の光斑 — 小津安二郎の時代と現代 岩井成昭
小津安二郎は、戦後という時代感覚をどのように写実し何を歪めたのか。小津監督生誕110周年に刊行された本書は、アーティストの岩井成昭が実施したプロジェクト「路傍の光斑」のドキュメントとして企画されました。インタビューで集めた様々な証言をもとに岩井が書き下ろした、異色の小津映画論です。
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空のテレビ 北海道のためのスカイTV オノ・ヨーコ
「十勝千年の森」敷地内にある廃屋、旧成川邸で展示されているすべてのインスタレーション作品「北海道のためのスカイTV」をまとめたもの。オノ・ヨーコ本人が語る映像作品「北海道」が収録されたDVD付録付き。
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What’s in a name 岩井成昭
アーティストの岩井成昭が1999年から3年間にわたり世界各国・民族の300人余にそれぞれの名前のエピソードを聞き取り、構成したアートプロジェクト「self-introduction about names」を書籍化。姓名の由来や意味、姓名に対する本人の思い、自国言語による自筆サインがプリントされた、様々な色のページによって構成されています。
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鳥を見る 野口里佳
2001年1月
オリジナルプリントによる展覧会を主な表現の場としてきた写真家、野口里佳の初めての作品集。95年から97年にかけて制作された「潜る人」「鳥を見る」「フジヤマ」の3シリーズを収録。観客が写真に対峙する空間インスタレーションまで含めて作品とする野口が、内容、装丁すべてにこだわったアーティストブック。
EVE[CD-ROM] ピーター・ガブリエル
1998年 発売:NECインターチャネル
ピーター・ガブリエルの音楽と共に美しい映像によって構成された、成長する5つの世界を旅するゲーム。4人のアーティスト、草間彌生、ヘレン・チャドウィック、キャシー・ド・モンショウ、ニルス-ウドが参加し、作品の奥行きを深めています。日本での発売に当たり、P3はReal World社のプロジェクトエージェントとして日本版制作に協力しました。
サラエボ旅行案内 史上初の戦場都市ガイド FAMA(ファマ)
1994年11月 発行:三修社 翻訳・協力:P3
サラエボ包囲戦の最中、スアダ・カピッチが主宰するFAMAが企画制作したユーモアあふれるサバイバルガイドブック。サラエボ市民は街を重火器に囲まれ、狙撃兵たちの標的となりながら、飲み水を確保するためだけに2時間も費やしました。極限状態に生きる人々の笑いを武器にした知恵と経験が、ミシュランガイド風のデザインでまとめられています。