アサヒビールが全国のアートNPOや市民グループと協働して2002年にスタートさせたアートの祭典「アサヒ・アート・フェスティバル(AAF)」。「未来」を展望し、「市民」が主体となって企画・運営し、「地域」の魅力を引き出し、コミュニティの再構築を目指すアートプロジェクトが集まり、ネットワークを育みながら、ジャンルを超えた多彩な企画を2002年から2016年まで15年にわたり毎年夏に展開しました。全国各地、アジア地域からの参加団体は延べ約600団体、実行委員は250余名にのぼります。
P3は、2002年は総合ディレクションを、2003年以降は事務局を務めました。

総合ディレクターを置かず、実行委員会の対話によって推進していくというユニークな形式のこのフェスティバルでは、全国各地の様々な活動が出会うことで、新たなアイデア、プロジェクトが生みだされ、各地で新たな動きをつくり出しました。

行政から市民へ、あらゆる局面でガバナンスの主体が移りつつある大きな潮流の中で、その流れを加速させる一つの活動であると共に、様々なプロジェクトが自然発生的に生まれ、成長する新たなファクトリーとしての可能性も有しました。

実施期間:2002年~2016年

アサヒ・アート・フェスティバル終了後、プロジェクトの15年間を振り返る冊子
『AAF Review2002-2016-アサヒ・アート・フェスティバル 15年の軌跡と波紋』を発行いたしました。(発行日:2018年1月31日)