書籍|芹沢高志、港千尋(発行:ABI+P3共同出版プロジェクト)
言葉の宇宙船 わたしたちの本のつくり方


言葉の宇宙船 わたしたちの本のつくり方  
芹沢高志、港千尋
 
2016年12月発行
ABI+P3共同出版プロジェクト
日本語
四六判(帯付) 192頁
本体価格2,000円 (税別)
ISBN:978-4904965078

 


 
 
2016年に国際芸術祭のディレクターを務めたふたり、芹沢高志と港千尋が中心となって、新たな出版レーベルを立ち上げた。 本と出版の未来について動きながら考える「ABI+P3共同出版プロジェクト」。その第一弾、レーベルの哲学と現場の熱気を一冊に綴じた「プロジェクトブック」が遂に完成。

2016年春、港から芹沢のもとに一通の手紙が届きます「どうでしょう。いっしょに宇宙船をつくるのは」。
本書は、この一通の手紙から出版レーベルが立ち上がるまでのプロセスを一冊にまとめたものです。収録するのは「本の可能性」と「未来の発信拠点」をめぐって交された往復書簡や公開対話の記録。読者への届け方まで話題の広がった編集会議の模様。予約注文制などにチャレンジした本づくりの実践をふりかえるキーワードエッセイ。芹沢高志と港千尋が書き下ろした、本の物質性や道具性、本の外縁に注目したブックエッセイ。美しい書影と共に紹介する50を超える参考図書たち。世代も経験も異なるメンバーが動きながら考え、対話を重ねることで生まれた「わたしたちの本のつくり方」を、熱気そのままに多角的に紹介する一冊。さまざまなマテリアルを一冊に具現化した尾中俊介の造本設計も必見!

著者:芹沢高志、港千尋
編集:川村庸子、坂田太郎
ブックデザイン:尾中俊介(Calamari Inc.) 
写真:齋藤彰英
プロジェクトコーディネート:関川歩、長谷寛
発行:ABI+P3共同出版プロジェクト
発売:P3 art and environment

[目次]
・往復書簡
・対談 印刷物と思想の共有をめぐって
・対談 こんな本を読んできた
・対談 小さな発信基地をつくろう
・編集会議
・キーワード エッセイ集 「 一通の手紙から一冊の
本ができるまで」
・エッセイ「外縁の前で」 港千尋
・エッセイ「小さな試みが自生、共生する、生き生きとした複雑な世界を求めて、私たちは船を出す」 芹沢高志
・参考図書 *書影付

●著者プロフィール
港千尋:1960年神奈川県生まれ。写真家・著述家。NPO法人Art Bridge Institute代表理事。多摩美術大学美術学部情報デザイン学科教授(映像人類学)。早稲田大学政治経済学部卒業。2013年より国際交流基金国際展事業委員を務める。群衆や記憶など文明論的なテーマを持ちつつ、研究、作品制作、展覧会、出版、キュレーション等、幅広い活動を続けている。著作『記憶—創造と想起の力』(講談社)でサントリー学芸賞、展覧館『市民の色』で伊奈信男賞を受賞。2006年に釜山ビエンナーレ共同キュレーターを、2012年に台北ビエンナーレ共同キュレーターを務める。2007年にはヴェネツィアビエンナーレ国際美術展日本館のコミッショナーも務めた。あいちトリエンナーレ2016芸術監督。

芹沢高志:1951年東京都生まれ。神戸大学理学部数学科、横浜国立大学工学部建築学科を卒業後、(株)リジオナル・プランニング・チームで生態学的土地利用計画の研究に従事。その後、東京・四谷の禅寺、東長寺の新伽藍建設計画に参加したことをきっかけに、89年にP3 art and environmentを開設。99年までは東長寺境内地下の講堂をベースに、その後は場所を特定せずに、さまざまなアート、環境関係のプロジェクトを展開する。2014年より東長寺対面のビルにプロジェクトスペースを新設。帯広競馬場で開かれたとかち国際現代アート展『デメーテル』総合ディレクター(02年)、アサヒ・アート・フェスティバル事務局長(03年〜)、横浜トリエンナーレ2005キュレーター、別府現代芸術フェスティバル『混浴温泉世界』総合ディレクター(09年、12年、15年)などを務める。さいたまトリエンナーレ2016ディレクター。著書に『この惑星を遊動する』(岩波書店)、『月面からの眺め』(毎日新聞社)、『別府』(別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」実行委員会)、訳書にバックミンスター・フラー『宇宙船地球号操縦マニュアル』(ちくま学芸文庫)、エリッヒ・ヤンツ『自己組織化する宇宙』(工作舍、共訳)など。
 

 
 
 

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