書籍|FAMA
サラエボ旅行案内 史上初の戦場都市ガイド


サラエボ旅行案内 史上初の戦場都市ガイド
FAMA
 
1994年11月発行
三修社
日本語
B5版変型(182 × 257mm) 並製 103頁
本体価格1,456円(税抜)
(在庫切れ)

 
1984年冬季オリンピックの開催地、サラエボ。教会やモスク、シナゴーグが混在する美しい街の様子が世界中に放映されました。しかしそのわずか8年後の1992年、街は戦車、迫撃砲、対空機関砲、狙撃用ライフル、小型銃に取り囲まれ、破壊し尽くされようとする戦禍の人質都市と化し、サラエボはユーゴ内戦の象徴となります。

本書は、サラエボ包囲戦の最中、スアダ・カピッチの主催するインディペンデント・プロデューサーグループFAMAがアーティストや文化人と企画したサバイバル・ガイドブック「Sarajevo Survival Guide」を翻訳した日本語版。

サラエボ市民は、重火器に囲まれ、狙撃兵たちの標的となりながら、飲み水を確保するためだけに2時間も費やさなければなりませんでした。このような極限状態に生きる人々の知恵と経験が、ミシュラン社ガイドブックのデザインにまとめられています。多くの人々が命を落とす現実の中、サラエボ市民が生物的サバイバルだけでなく、ラジオやカフェ、出版物の発行、音楽コンサートなどを何とか維持することで、文化的にもサバイバルしたことが本書から伝わってきます。

ユーモアや知性や「労働」は本来、抑制をうける種類のものだが、人びとにとっては「生き延びる」ために大切な何かだった。もし誰も存在しない世界の果てにいるとするなら、「地獄の13階」に住んでいるとするなら、あるいは同じ日に葬式と結婚式をとり行うとしたなら、せめて冗談を言うほかになにができるだろうか。死はつねに日常以外のなにものでもない。(スアダ・カピッチ、本文より)
 

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