書籍|精神とランドスケープ・シリーズ|ブルース・チャトウィン
パタゴニア


精神とランドスケープ・シリーズ
パタゴニア

ブルース・チャトウィン 著
芹沢真理子 訳
 
1990年7月発行
めるくまーる社
日本語
四六判 並製 363頁
本体価格2,000円(税抜)
(在庫切れ)

 
“人はなぜ動きつづけるのか”を終生のテーマに世界中を旅し、文章を書いたブルース・チャトウィン。本書は、紀行文のスタイルを革新したといわれる、彼の衝撃的なデビュー作です。祖母の家と食堂の棚、そこに置かれたパタゴニアで発見されたらしい一片の古生物の皮。これは誰にでもあるような微かに残る少年の頃の記憶。パタゴニアと彼を結ぶのはこのエピソードだけ。けれど彼は30代半ば過ぎに突然仕事を辞め、パタゴニアに向かう。理由があるようでないこの旅で、チャトウィンはヨーロッパからの移民たち、パタゴニア王国建設を夢みた男、無法者、亡命者、アナーキスト、航海者ら多くの人生に出会う。これらの人々との出会いの連続が示すのは、誰が定住者で誰が移動する者なのかを分けることが不可能な世界。チャトウィンの眼差しが捉えたそんな動的な世界像を、見事に具現化させた作品だといえます。
 

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